1975-10-27 第76回国会 衆議院 予算委員会 第6号
○中澤委員 近く結論を出すと言うから、春繭の出るまでにこれを何とかしないと、大体私の見通しでは、春繭は一キロ千五百円を割るだろう。千五百円を割ったら恐らく日本の蚕糸業というものは大体三分の一はもう縮小になるんじゃないか。しかも日本は膨大な消費国なわけです。大体いま四十万俵消費しているわけです。だから三十万俵しか生産がないから、十万俵を計画的な話し合いで需給勘案をしながら入れるんなら、これはいいのですよ
○中澤委員 近く結論を出すと言うから、春繭の出るまでにこれを何とかしないと、大体私の見通しでは、春繭は一キロ千五百円を割るだろう。千五百円を割ったら恐らく日本の蚕糸業というものは大体三分の一はもう縮小になるんじゃないか。しかも日本は膨大な消費国なわけです。大体いま四十万俵消費しているわけです。だから三十万俵しか生産がないから、十万俵を計画的な話し合いで需給勘案をしながら入れるんなら、これはいいのですよ
○中澤委員 自治大臣、じゃあ明治の地租条例以来の収益還元原則というものは正しいのだ。農地は売った場合はちゃんと所得税課税は大体四割八分くらい取られるのですからね。現に農地、耕しているものに対して、米の収穫以上の課税をしていこうというのが、宅地並み課税なんです。これは一種の全くみなし課税なんです。これはもう税の原則に全く反するわけです。だからその原則だけ確認しておきます。 とにかく一時間しか時間がないものですから
○中澤委員 大蔵大臣、この問題はかつて二年間、問題にしておるのです。私も今度の予算書を見て、一体これは何なのだろう。これは、いま約束されましたが、もしだれが見ても納得できないものなら、この予算はどうしても通すわけにはいきませんよ。先ほど阿部君が言ったように、いまさらこの問題を取り上げたわけではないんです。二年間、この償還計画は建設国債のときに問題にしているんですよ。納得できる償還計画が全然出てこない
○中澤委員 きのうからの混乱、あるいは国民大衆がこの寒空に連日並んでちり紙を買わなければいかぬ、洗剤を買わなければいかぬ、この原因はいままでの日本の外交政策、ここに基本的に問題があったと私は思うのです。 それで、大平外務大臣に伺うが、去年の四月十七日のワシントン・ポストは、アメリカにおけるヤマニ石油相の発言として、「アメリカ政府がイスラエル援助政策を変更しなければ、サウジアラビアは石油増産は行なわない
○中澤委員 そこで、あなたが行って、パレスチナ難民の小学校を視察されたところが新聞に写真も出ていました。油ばかり考えずに、パレスチナ難民をどうするかというのが基本的な問題。いま一つは、シリアとまたゴラン高原で戦闘を開始しおる。けさの新聞などで通産大臣が簡単に油をゆるめるようなことを言っておりますが、一体、この情勢というものはどう展開していくか、はっきり見通しを持っているのでしょうか。 その点については
○中澤委員 冒頭、田中総理が少し興奮するようだから、三木副総理に若干お伺いしたい。 ということは、このごろ三木副総理がアラブの産油諸国をお歩きになった。こういう緊迫した事態の中で、政府の外交政策の不手ぎわからたいへん御苦労なことであったとは思いますが、それらを歩いてどのような感じを持ったか、まあ、できるならば、日本の外交政策というものが、いまの形でいいのかどうか、このことについても、副総理として御意見
○中澤委員 総理大臣の発言とすれば、総理大臣個人というものはないですね。総理大臣というものは内閣の主宰者であり最高の責任者ですからね。政府を代表する者、こう解釈してよろしいですか。
○中澤委員 どうもそれは簡単に御理解ができないわけです。というのは、少なくとも私は、政府というものは一体のものであり、連帯のものである。それは任免権は総理にありますよ。首切ったり、かってにかえる権利は総理にありますよ。しかしながら、政治責任はこれは一体化されているものだ。そうなれば、防衛庁長官の言ったことが総理個人の私ということであれば、それならば防衛庁長官も無責任な答弁であるし、総理の答弁もまさに
○中澤委員 昨日の問題の防衛問題、総理の答弁を聞いておりましたところ、冒頭、私はとおっしゃっております。その私というのは、一体総理大臣の私なのかあるいは国防会議議長の私なのか、いずれの私だかちっとも明確じゃない。田中個人の私なのか。その点をきのうのいきさつから冒頭一応お聞きしておきたい、こう思うわけです。
○中澤委員 はい、ありがとうございました。
○中澤委員 まことに恐縮だが、資料の要求だけ正式にお願いしておきます。 要求の内容は、工業用じゃなくて食糧用の輸入米、それの在庫数量と、いまの在庫場所と、それから年次別にどれだけ残存しているか。現在、大体二十七万トンぐらいあると聞いておるのだが、それをひとつ資料として正式に委員会のほうへ出してもらいたい。それだけです。お願いします。
○中澤委員 喜屋武さんが非常に御遠方からおいでになったもので、ほかにいろいろ専門的な、この予算委員会で論争しておる皆さんが、きょうは喜屋武さんにいろいろお伺いしたいというのですが、湊さんせっかくおいでになっているので、湊さんに一問だけ御質問申し上げます。 四十年の例の大不況の公債発行の問題、この是非は別として、このときは当時大蔵大臣の田中君が、本腰を入れて証券買い上げによる暴落阻止を御承知のようにやったわけです
○中澤委員 先ほどこの委員会で、江田書記長の質問の中で重大な問題が提起されておる。吉田書簡というものの疑義が一つも解明されていない。いまやイタリアやカナダ等、世界の中国に対する歴史は大きく変動しようとしておる。そのとき、この吉田書簡なるものが明快にならないと、日本の対中国政策というものの前進はあり得ない。 こういう立場から、本問題は重大でありますから、理事会で協議をされ、本委員会にその結果を委員長
○中澤委員 本問題は、重大な政府の政治問題であるがゆえに、総理も三党の意思を尊重し、善処されたい。 同時に、委員長におかれては、委員会を休憩し、直ちに理事会を招集されんことを望みます。
○中澤委員 ちょっと関連。 総理、決意がちっとも具体化しないから、問題が進んでいかぬのです。だから、決意というのは、核基地を認めろという決意を国民がするのか。自由使用を認めろという決意を国民がするのか。あるいは、三次防をもっと強化しろという決意を国民がするのか。それとも、おれは兵隊に行きたいという徴兵制度に賛成する決意をするのか。何の決意か。そこが一つも明らかにならぬから、空転しているのです。内容
○中澤委員 ちょっと関連して。 これは政治問題で、いま副長官が、本会議で総理が融資その他でと言ったのですが、これはわれわれ長年災害に取っ組んでいるが、個人災害と小災害は全く処置なしなんですよ。これを機会にやはり一歩前進する体制をつくらなければ、いつまでたってもこれが問題なんです。そこで、石橋君、河上君から質問があった問題ですよ。農地は個人の所有を最高三十三万まで認めておいて、宅地に対しては何らやらないというのは
○中澤委員 これは少額である場合という前提があるんじゃないですか、この契約じゃないですよ。何を言っているんです。少額じゃないですか。
○中澤委員 政府が契約をする場合、法律に基づいて契約をしなければならぬのです。それが会計法の命ずるところです。会計法第二十九条においては、明らかに、契約は競争によって行なうという原則があるのです。しからば、随意契約をやる場合の会計法の準則というものがあるのですが、その準則のどの条項に該当するのか、農林大臣、御答弁願います。
○中澤委員 関連。答弁は要らぬけれども、建設省はもう被害額まで出してあるんだから、やっているんだろう。農林省は農政局をつくって二重行政になったから、ぼくがいつも文句言うように、もたもたしているんだよ。こういうものは迅速を要するのですよ。農民は非常にぼう然自失しているときなんだから、作報を動員して至急被害額を出して、激甚が適用できるならできると早くきめてやらぬと、手のつけようがないんだよ。一年じゅうの
○中澤委員 これはやはりどうしても法律を変えなければだめだと思う。災害でもいつも問題になるのは、特殊災害、それから水害やいろいろ台風の場合、個人災害に対する対策が何もないということ、それから十万円以下の小災害が見捨てられている。これも皆さんの運用で、連櫓災害ということで、五万円二つ、ちっとは離れても、くっつけて見るということを現実にやっているわけだ。この三つは、私は、災害の場合はどうしても一歩前進させなければいけないと
○中澤委員 関連して。 どうだね、変える考えはないかね。国民経済だとか三十億だとかいう話があったけれども、農民から言わせれば、そんなことはおかしいのだ。全滅しているのですからね。あなたは、さっき、上司や大臣にもあれして検討すると言っているが、きょう実は大臣の出席要求をぼくはしていたのですが、どうしても農林水産委員会で漁業をきょう上げるから、頼むという。来なければ来ないでいいが、どうするのだ。至急検討
○中澤委員 この前の大干害は西日本がひどくて、そして、あらゆる対策をやってあげたわけですよ。いまの貸し付け機械だけで、いまの干害状況から言って大体間に合うという見通しですか。どういう見通しですか。
○中澤委員 これは、この前の大干害のときに、農林省直轄で持つものは持て、それから、農民みずから自主的にやるものは、あのときは二分の一の補助金ですか出した。全国的な大干害で、特に西日本はあのときはひどかったのですが、そのときの機械の手持ちが現在それだけの台数としてあるのですか。
○中澤委員 関連して。 この通達の第二に、「農林省手持機械の活用について」とあるのですが、手持ち機械の所在はどうなっておるか。
○中澤委員 それから、先ほどからずっと私、議論を聞いていても、近代化資金であなたと阿部君の議論が非常にすれ違っているわけですが、その近代化資金の概念の問題なんです。近代化資金とは一体何ぞや。われわれはこの法案もさんざ議論して通した経過はありますが、いままでの近代化資金の概念というのは、少なくとも政府の農業基本法によるのです。協業化なり共同化を進めていくのが近代化だという概念で問題を扱っているのです。
○中澤委員 地震対策の前に、一応委員長にお願いしておきたいのは、この晴天があと四、五日続いたら、干害は加速度的に広がるという特徴があるんです。われわれもずいぶん災害を扱っていますが、あと今週一ぱいこの晴天が続いたら、被害は、いま十二万七千ヘクタールという御報告がありましたが、おそらく処置ないような事態が局部的に出てくるのではないかと思うのです。そこで委員長に要望したいことは、もし今週中この晴天が続くならば
○中澤委員 それはどこまでも進めて、こういう希少商品ですから、私は、積極的にこっちが進めていけば、確かに文化大革命というようなあらしの中にいまあるから、いまは不可能だと思うけれども、これが一段落落ちついてくれば、世界じゅうで生産国は日本と中共が主力なんですから、これは可能だと思うのです。中国だっても、何も日本と競争して安売りしたいという腹は私はないと思うのです。一銭だって経済建設に外貨を働かせたいと
○中澤委員 ところが、われわれも長い間振興審議会委員をやっておりましたけれども、業者の皆さんはみな利害関係があるから、非常に役人さんがおっかないんですね。私ら振興審議会で聞いていると、大体業者の発言というものは我田引水論が多い。大局的に蚕糸業をどうするかというのももちろんお考えになっておるが、自分のほうの業界をどうするかという発言が多いのです。そういう点においても、発言を聞いておると、非常に控え目なわけですね
○中澤委員 山添参考人にお伺いします。例の審議会ですね。私も長い間蚕糸業振興審議会委員として会議に参加して、たまたま政府を呼び出してごてて、山添会長運営に困ったようなこともありましたが、審議会から国会議員を学識経験者としてはずした審議会というものは、非常に空疎な議論になっておるということを聞いておるのです。畜産振興審議会で国会議員をはずしたところが、まるで役所側のほうでは課長程度しか出てこない。そういうことでは
○中澤委員 いや、それはそのことじゃないのだよ。いま問題になっているのは、台湾の輸出の政府間協定の努力に、いま一つは学校給食の努力、その努力をするかどうか。努力するならする、いやそういうことはやりませんならやりません、どっちでもいいのだよ。簡単でいいのだ。
○中澤委員 大臣、非常に時間がないようですから……。実は、この果樹問題というものが、御承知のように関税定率法改正から非常に重大な問題になっているわけです。政府も、島口委員も言っているように、選択的拡大じゃないかといって基本法で農民を指導しておきながら、いまになって、ミカン地帯においても年間一万ヘクタール近い増産になっていて、このままいけば果樹の危機はもう現在来ておるし、果樹農民がどうにもならない立場
○中澤分科員 関連。それはいま初耳なんだけれども、それはとても重大な問題なので調査結果を国会に報告してもらいたい。それは第一、退職したとき退職金の支払いをやったのかどうか。それから、退職のときの給与は幾らだったのか、復職したときの給与は幾らだったのか。それから、その八人の人名、それをひとつ調査したら報告書を出してもらいたい。これだけ要求しておきます。主査、この報告書を必ずもらってください。
○中澤分科員 いまあなたは、原状回復と違約金の問題を出したが、これは使用目的が違うものに売り払ってしまうのですから、その場合には原状回復という線を強くおたくのほうで出せないのですか。違約じゃないか、違約金を取るなんて言うと、違約金なんか払ってもいいという考え方で最初からやっておるのですから、その辺のけじめがきちっとつかぬと今後もこの事件が一ぱい出てくるのですよ。今度も林野庁がああいうきめ方をなぜしたのか
○中澤分科員 おっしゃるように、きょうから、いままでストップしていたのを新しく林野庁が払い下げのあれをきめたわけですが、やはりあの中に林業者というのが入っているわけです。たとえば共和製糖でも問題になったのは林業者に入るのです、あのインチキ会社が。そういう形でいままで国有財産の不当払い下げというものが非常に多いし、現にいま問題になろうとしておるものもあるわけですよ。 たとえば、こういうのはあなたのほうの
○中澤分科員 関連して総長に問いておきたい。これはあなたの範囲に入るのですか。当委員会で問題になったのですが、まあ近ごろ非常に、こういう事例が多いのですが、国有地開放の問題ですね。国有地を払い下げるでしょう。これは公共の目的だということで自治体へ払い下げるわけですよ。これは一応筋は通るから払い下げる。それがすぐゴルフ場に化けたり観光地に化けてしまうのです。この事例が非常に多い。共和製糖もそういう関連
○中澤委員 そうすれば、あなたがそういう御答弁をなさるなら、公職選挙法の百三十六条を、ひとつどういう意味か説明してください。
○中澤委員 風格のある社会、風格のある日本、それはこのごろわが党の山中吾郎委員が教育問題で質問したように、風格のある人間の人格形成をやらないで、何で風格のある日本社会にできますか。特に総理は、昨日三多摩地区へ応援に行きまして、十一カ所で街頭演説をやっておる。その街頭演説の中で、あなたは風格のある社会と言いながら、全く風格のないことを言っておる。記憶にないですか。これは重大な問題です。少なくとも一国の
○中澤委員 総理は、本会議において風格のある日本をつくる、そういうことを言われているが、一体風格のある日本とは何ですか。それからまずお伺いします。
○中澤委員 議事進行。今朝は、本会議が二時からあるもので、われわれ社会党も御協力申し上げよう、できるならば、午前詰めて二人の質問者を終わろうというので、実は了承を与えておるのにもかかわらず、担当大臣の、しかも質問の相手である担当大臣が出席をしないという、こういう事態においては、われわれは審議に御協力はできません。いま少し質問のある担当大臣は時間正確に御出席を願います。